「死と生」について迫る渾身の一冊!『お別れホスピタル』感想
今回紹介するマンガは
『お別れホスピタル』
(沖田✖華)
病気やケガ、老衰といった回復の見込めない患者の”終の住処”。
終末期病棟(ターミナル)
そこで看護師が目にするものとは…?
『お別れホスピタル』のあらすじ
辺見は終末期病棟(ターミナル)で働いて2年目となる看護師である。
彼女が目にするのは、
さまざまな患者の”死と人生”をめぐる、
赤裸々で剥き出しの悲喜劇人間ドラマ。
長寿が誰にとっても当たり前となった現代で、あなたにとって、家族にとって「生きるとは? 死とは?」
ストレートに問いかける、衝撃の問題作!
延命は果たしていいことなのか?
作中で延命治療の話が出てきます。
個人的には延命なんてせずに
さっさと死なせた方が、
患者にとっても費用の面でも
いいと思うのですが、
遺族にとってはそうもいかないようで…
引用元:『お別れホスピタル』カルテ1
同情はしますが、
個人のエゴで
苦しみの時間を引き延ばすのは
間違っていると思います。
でもいくら理屈で割り切っていても、
感情は言うことを
聞いてくれないんでしょうね。
延命治療の裏側では…?
本作には病院側のダークな部分も赤裸々に綴られています。
引用元:『お別れホスピタル』カルテ1
病院はボランティアでやっているわけではないので、仕方がないといえばそうなのですが、結局はカネがモノを言うわけですね。
病院といえど営利団体に変わりはない、ということを実感した一コマでした。
『お別れホスピタル』の感想
「死と生」について、リアルな実態を見せつけられた一冊でした。
いつかは必ず訪れる「死」に対し、どう備えておくのか。
もし大切な人が死ぬ間際になったら…?
そのとき自分はどうするか。
大切な人が死ぬ、という事実をどう受け止めるか。
いろいろ考えさせられますね。
無料で試し読みしてみる
電子コミックを読むなら
eBookJapanがおすすめです。
- 電子書籍・コミックの品ぞろえが最大級
- 2000冊以上(!)の無料マンガあり
- Yahoo!プレミアム会員ならかなりお得
- 人気の漫画はもちろん、『おそ松くん』や『三国志』など、ここでしか手に入らない名作マンガ多数
- マンガを「背表紙表示」で管理できるのはここだけ
作品名で検索!