リーベ女学園へようこそ！（カフェですが）『私の百合はお仕事です！』感想

今回紹介するマンガはこちら。

『私の百合はお仕事です！』（未幡）

掲載雑誌はコミック百合姫で、タイトルからも分かる通り女の子同士の恋愛を主軸としています。そういうのが苦手な方はブラウザバックしてください。

舞台は架空のお嬢様学校を模したコンセプトカフェ「リーベ女学園」。

そこで繰り広げられる百合模様とは……？

『私の百合はお仕事です！』あらすじ
『私の百合はお仕事です！』感想
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『私の百合はお仕事です！』あらすじ

白木陽芽は、誰からも愛されるように振る舞う高校1年生。　ある日、不注意によって通りすがりのカフェの店長・舞に怪我をさせてしまい、陽芽は代役として「カフェ・リーベ女学園」の店員になることに。そこはお嬢様学校の学生に扮した店員同士が、姉妹となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。　陽芽はそこで一人の女生徒・美月を「お姉さま」と呼んでしまい……

『私の百合はお仕事です！』感想

表紙を見る限りだと本物の女学園を舞台にしたお話だと思ったのでびっくりしました。

で、お嬢様学校をイメージしたコンセプトカフェが舞台として「カフェで働く女の子たちがキャッキャウフフする話なのかな」と思ってたらわりとギスギスしてたわ（笑）

ここで本作を読んだ私の心情を的確に表したレビューを見つけたので紹介したいと思います。

それがこちら。

すごい百合を読んだ。ポップでキャッチーなタイトルからは想像もつかない女の激しい生存の戦いと渦巻く確執と憎悪が、「女学院という設定の百合カフェ」という演技で覆い隠され、時に演技の皮を破って剥き出される「お仕事」での「百合」。見た目と外面の良さで生きてきた女がひょんなことから働くことになったカフェで自分よりも美しい女に出会ってしまうという始まりから最高。

引用：読書メーター　私の百合はお仕事です！1（百合姫コミックス）

私もいつかこんなレビュー書けるようになりたい……

それはさておき、『私の百合はお仕事です！』は頭空っぽにして読める系ではなく、いろいろ考えさせられる作品です。

ただ綺麗なだけではない。そこには女の戦いがあり、憎悪も確執もある。 だけどそれらは「女学院という設定の百合カフェ」という演技で覆い隠され、しかして時に演技の皮を破って剥き出されるのだ。

本作品はただの百合モノではないことは間違いないだろう。

好感度最悪で始まったメインふたりの関係性がこれからどうなるかも見逃せませんね。